ダイアログ・イン・ザ・ダークに行って来た

ダイアログ・イン・ザ・ダークご存知ですか??

真っ暗な空間でさまざまな体験をするというエンターテイメント

少人数のグループで2〜8名に対し1人のアテンドさんが

付き添ってくれます

アテンドさんは暗闇のエキスパートである視覚障害の方

基本は予約制だけど最近は当日券もあるみたい

私は2,3年前に知ってずっと気になっていたものの

なかなか行くチャンスも同行者もおらずずっと行けず

(周りに知ってる人がいなかったので、誘えなかった)

たまたま「ダイアログ・イン・ザ・ダーク行きたい」って

つぶやいたら「私も気になってたんです」と反応してくれた

友人ともう一人行きたいって言っていた計3名で行けることに

一度は地震の直後の予約だったので延期してもらい

先日やっと念願の初体験に行ってきたのでした

ネタバレみたいなこともあるので畳んでおきますね


私のグループは計7名(女4:男3)

アテンドさんは女性の方

季節によってプログラムが異なるので今は春です

最初は薄暗い部屋に入って説明を受け、杖を持ちます

薄暗い部屋から更に暗い部屋へ

それから真っ暗の部屋になるように照明が落とされていく

周りの人は「こわい怖い」って言っていた

真っ暗な世界になると目の周りの空気がずーんと重くなった

距離感がわからないせいだと思う

目をあけても閉じても暗いけどずっとあけていた

常に手や声で誰が隣にいるか、なにがあるか確かめる

自分の動き(しゃがむとか前に進むとか)も相手に伝えないと

うっかりぶつかったりしてしまうので声を出すことも重要

「こっち」とか「あっち」じゃ分からないときは右とか左とか

(それも相手がどっちを向いてるかで変わるんだけどね)

たまに相手の手をとって「ここにこんなものがあるよ」って

教えてあげることもする

知らない人同士で常に名前を呼び合ったり触れ合ったりする

橋を渡ったり、水に触れたり、笹の匂いを嗅いだり

ボール遊びしたり、土いじりしたり

そして更に真っ暗な中で飲み物を飲むことも!

喫茶スペースに入ってまずイスに座るところから

これがものすごく大変

他の人が座ってないか どこがあいているか

イスはどこまで引いて引き寄せられるか

テーブルはどこにあるのか

どれだけ広いのか

向かいには誰かいるのか

確かめることがたくさん

そうしてやっと注文をする

基本は飲み物で、おつまみをつけられる

アルコールはワインとハイボールとビール

ソフトドリンクはお茶とジュースと珈琲だったかな?

私はワインとおつまみのセットをオーダーしました

ワインは季節限定の桃とぶどうのワイン

ワイン飲めないけどそれなら飲めそう!ってことで決定

想像以上に美味しかったのでどこで売ってるか知りたい…w

そこで更に意外な行動に出てしまう私

ワインがおいしーおいしーって言ってたら

周りの人が「いいなー」って言うので

「良かったら飲んでみます?」と提案

初対面の人といきなり回し飲みなんてことしてもうた

もともと抵抗ないのもあったけど

なんかあの暗闇の中で一緒に行動してると

ずっと前から親しい友達みたいな感覚がして

ダイアログ・イン・ザ・ダークに来る人に悪い人いないっしょ

みたいなノリで軽く提案したら向こうが動揺してたw

もちろん暗闇なので手探りで相手の手をグラスに持っていって

「離しますよ」ってグラスを渡す

おんなじようにグラスをもらう

左右どちらのおとなりさんにも飲んでもらった

だって本当においしかったから味わって欲しかったんだな

もしあのワインが見えてたら味は違うのかな?

ビールは泡とかどうしてるの?

どこまで注いでるかわかるの?

気になる

約90分の体験だけどすごくすごくあっというま

ひとつの動作にしても丁寧に慎重にするから

どうしても時間がかかっちゃうもんね

集中力も研ぎすまされていたから気付くと時間が過ぎてる

ダイアログ・イン・ザ・ダークを体験して思ったことは

時々見えることが余計になることもあるんだなって思った

余計なものは取り除いて純粋な自分の心を汲み取る

そんな感覚を覚えました

面白い

是非おすすめしたいです

以前よりチケット代も安くなってる気がする

5000円です

内側から溢れる「面白い!」は体験してみないと

絶対にわからないから

百聞は一見ならぬ一感に如かずです

http://www.dialoginthedark.com/