ありがとうございましたとしか言えなかった

以前お世話になっていたバイト先の社長が亡くなった


専門の時に先生に紹介してもらったバイトで

本当に本当によくしてもらって結局2年半ほど働いた

学校優先、家族のようにかわいがってもらった

突然のことでとてもびっくりしていてなんか

連絡を受けても、「え…あ、はい」 言葉が出なかった

お通夜の日時と場所を聞いて、こういうときに

「連絡いただいてありがとうございます」って言葉が適正か

どう返したらいいのか分からなくて

自分の常識力のなさになんかがっかりした

更には私の場合物心ついてから知人が亡くなるという機会がなく

こういう作法について全く知識がなかった

まず困ったのは喪服を持っていない

学生だったら制服で済むけどもう社会人

急いで結局黒のスーツを買った

仕事で外出する予定もあってバタバタだったので

香典を包む暇もなくて親にお願いをした

こういう時実家は助かる

お通夜はキリスト教だったので献花

最後に顔を見て思い出す事をいろいろ思って挨拶した

しゃきっとした紳士というイメージで

笑い方が素敵だったとか話し方に品があったとか

肉しか食べないという話は笑ったなとか

本当にまだまだという年齢だったと思う

悲しい