とりあえず私には持たせない方がいい
ひっさしぶりに本買いました
活字!小説!一体いつぶり?!
- 作者: 板倉俊之(インパルス)
- 出版社/メーカー: リトル・モア
- 発売日: 2009/06/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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インパルス板倉著 別にファンではないです
カーボーイで太田さんが絶賛してたので買ってみた
爆笑太田信者のわたし
「エデンの東」も読んでないや
今回のは特に惹かれる内容だったので新刊で買いました
なんで惹かれたのかと言うとこういう事をいつも考えてるから
ストーリーを簡単に言うと
国に選ばれた人間自身が「悪」だと思った人間を
好きに撃ち殺していいっていう法律が出来た近未来のお話
基本「クズは死ね(自分も含め)」の思想なので
電車とか街とかで「こいつ死ねばいいのに」って思ったような
嫌なやつが撃たれるのが面白かった
だけどただ嫌なやつが死ぬってだけじゃなくて
当事者、被害者、家族、いろんな人の思いも想像出来るので
すごく深いストーリーだった
芸人とか関係なくこの設定で他の作家のもあるなら読みたい
現実とかけ離れているようで離れていない
普段本全然読まないし「作家」と言われる人の文章苦手だけど
すんなり読めて5,6時間で読破
そしてわかったこと
やっぱり人間はクズだってこと
優秀な人間だけ生きていても怠ける人は怠けるし
頭のいいやつは悪い事考えるし
煩悩や欲を抑える事なんて出来ないし
地球とか滅びたらいいんじゃない
とまあおっかない話はさておいて
現代社会に不満を抱いてる人は読んだらいいと思います
そして答えの出ない無限のループにもやもやするといい
ラストはちょっとお笑いのオチみたいだったなぁ
マンガにしたくて書いたそうなのでマンガか映画になるといいな