だいじなものをなくすということ


一ヶ月たったので自分のなかで一区切り

7月29日ラブが死にました

中学の時から一緒にいて約10年私にしあわせをたくさんくれました

ありがとうと言って伝わるのか聞こえているのか分からないけど

たくさん言って最期を見送ることが出来ました

(と思いたい)

死と向き合うことはとても悲しいことだけど

自分が生きている以上向き合わなくちゃいけない

今は前向きに受け止めていれます

心穏やかだと思いたい

思う事はたくさんある きいてくれる?


抜け殻はほんとうに抜け殻だった

もうあのふわふわの毛をさわったり

まんまるの鼻をつかんでいじめることも

分かってるのか分かってないのか話しかけることも

もう出来ない



わたしの部屋の扉を開けようとするカチャカチャという音も

何かを要求するときの極小な鳴き声も

爆睡してる時の寝息も聞こえない



昔「いぬのえいが」であおいちゃんの出てるショートストーリー

飼っていた犬が今日死んでしまうから急いで帰ろうと走っていく

自分の妹のつもりでかわいがっていたのに

いつのまにか年を越えてしまって

おねえさんになっておかあさんになった

どうしてわたしをおいていっちゃうの?

っていうニュアンスのところがあって

ひどく心に残っていて今まさにそんな感じ

もし悪魔と契約して自分の命と引き換えに

ラブをあと5年生きて老衰で苦しまずに死ねるって

出来たら絶対してる

そんなあり得ない願いを真面目に考えてた

私の命よりずっとずっと大切だった

それでも仕方がないのです

思うことはたくさんありますが

溢れる涙以上に語るものはありません

突然思い出して泣くことや急に寂しくなったり

なにかすぐそばにいるような気がして振り向いてしまうことなど

しばらく乗り越えることは難しいけれど

それもまた受け止めて生きていきます

今生きているわたしが出来ることはせいいっぱい生きること

誰かに迷惑をかけてしまうかもしれないけど

甘えさせてください

やっぱり親の前では泣けないし

悲しんでることはなるだけ見せないようにしてしまう


だって心配なのは両親のほう

やっぱり悲しさは私以上に重く

とても前向きにはいれないようで

やる気も起きずちょっとしたペットロスです

ただまだ弱ってちゃいけない歳だと思うし

ラブのためにもラブを理由にふさぎこんでしまうのだけは

してほしくないです

そんなこと望んではないはずだから

まだそっとして時間が過ぎるのを待つばかりだけど

焦らずわたしもまた待てるといいなと思います


天国があるというなら

神様がいるというなら

あの子は今元気に走り回って

お昼寝してるよっておしえてほしい

しあわせだったよって言ってくれるかな?

わたしのこといじわるばっかして嫌いって言ってもいいよ

ラブにとって私の存在があればいいんだ

「家族」だったのならそれでいい